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肩には4つの関節があり、主な動きを担っているのは肩関節と呼ばれる上腕骨頭と肩甲骨の関節窩で構成されている部分です。上腕骨頭の関節面が肩甲骨の関節面に比べて3~4倍の大きさがあるため安定性は劣りますが、肩の可動域は広がっています。
肩関節は人体で最も可動性があるが障害されやすい部位であるのはこの為です。
肩関節は関節包や靭帯で補強されていますが、それでも安定性が弱いため回旋筋腱板が肩関節の安定に役立っています。
この症状は、ある日突然何の誘因もなく肩に鈍痛と可動制限が起こることで発症します。急性期と慢性期では症状の特徴が異なります。
【急性期】そのうち炎症反応が起こり腕をあげて行く途中で痛みが出るためそれ以上腕が上がらなくなります。痛みがひどく安静時や睡眠時にもズキズキと痛むため眠れないことも多いです。
【慢性期】炎症反応は落ち着き安静時に痛みなどは起きないものの、腕を動かすとある一定のところから腕が上がらなくなります。このときに痛みを伴う場合と痛みはないけれどそこで止まってしまう場合とあります。
正式な病名は肩関節周囲炎と呼ばれており、肩関節の周りにある関節包や筋肉の腱などが加齢による変性やなんらかの理由で癒着や炎症、部分的な断裂が痛みや運動制限を起こしていると考えられています。
一度四十肩・五十肩になると症状は長期に及ぶことが多いですが、2年ほどで症状が落ち着くことがほとんどと言われています。
カイロプラクティックの施術では、急性期・慢性期によって施術方法が異なります。
急性期の炎症が起こっている状態では、炎症を抑え、患部の負担を減らすために背骨や周囲の筋肉の状態を調整していきます。
慢性期では、ある程度痛みが落ち着いてきているので、可動域を広げていくためのリハビリを含めた調整をしていきます。
カイロプラクティックの施術を受けることにより、痛みの軽減や症状の改善期間が短くなるなどのメリットがあります。
最初にも書いたように、肩は可動域の広い関節なので、自由な動きが出来る反面構造が不安定なため様々な障害を起こしやす場所でもあります。
・上腕二頭筋長頭腱炎
・肩関節インピンジメント症候群
・肩峰下滑液包炎
・肩腱板損傷
・棘上筋の石灰化